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洗剤を飲んでしまったときの対処法|吐かせてはいけない理由と相談の目安

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洗剤を飲んでしまった。

子どもが洗剤を口に入れたかもしれない。

掃除中に手についた洗剤が口に入った。

ペットボトルに入れていた洗剤を飲み物と間違えた。

そんなときは、かなり焦ると思います。

ただ、最初に大切なのは、無理に吐かせないことです。

洗剤の種類によっては、吐かせることで洗剤が再び食道やのどを通り、刺激が強くなったり、吐いたものが気管に入ったりするおそれがあります。

日本中毒情報センターでも、吐かせることで症状が悪化する危険があるものは絶対に吐かせてはいけないと案内されています。

また、洗濯用洗剤・台所用洗剤・シャンプー・石けんなどの界面活性剤を含む製品や、酸性・アルカリ性と書かれている製品では、牛乳または水を飲ませる場合があると説明されています。

飲ませる量は多すぎると吐いてしまうため、無理なく飲める量にとどめることが大切です。

参考サイト:日本中毒情報センター

この記事では、洗剤を飲んでしまったときにまずやること、やってはいけないこと、相談・受診の目安、再発防止のポイントをわかりやすくまとめます。

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まずやること|吐かせず、口をすすいで状況を確認する

洗剤を飲んでしまったときは、慌てて吐かせようとしないでください。

まずは落ち着いて、口の中に残っている洗剤を取り除き、何をどのくらい飲んだ可能性があるのか確認します。

口の中を水ですすぐ

まず、口の中に残っている洗剤を水ですすぎます。

うがいができる年齢であれば、口の中をよくすすいで吐き出します。

小さな子どもなど、うがいが難しい場合は、無理にさせず、口の周りや中に残っているものをできる範囲で取り除きます。

無理に吐かせない

指を入れて吐かせたり、背中を強くたたいて吐かせたりするのは避けてください。

花王の公式Q&Aでも、洗たく用洗剤・柔軟剤・漂白剤などを誤飲した場合、飲んだものを無理に吐き出そうとしないよう案内されています。

嘔吐物が気管に入ると、窒息や誤嚥性肺炎を起こす可能性があり危険です。

参考サイト:花王|製品の誤飲・誤食に関するQ&A

「飲んだなら吐かせる」と考えがちですが、洗剤の場合は逆に危険になることがあります。

製品名と種類を確認する

次に、飲んだ可能性がある洗剤の容器を確認します。

確認したいのは、次のような情報です。

  • 製品名
  • 洗剤の種類
  • 塩素系、酸性、アルカリ性などの表示
  • 飲んだ量の目安
  • 原液か、薄めた液か
  • 飲んだ時間

受診や相談をするときに、製品名や成分がわかると対応がスムーズです。

少量の水や牛乳を飲ませる場合がある

洗剤の種類によっては、口をすすいだあと、水または牛乳を少量飲ませることがあります。

花王の公式Q&Aでは、洗たく用洗剤・柔軟剤・漂白剤・のり剤などを誤飲した場合、すぐに水で口をすすいでから、コップ1〜2杯の水または牛乳を飲むよう案内されています。

牛乳には食道や胃の粘膜を保護し、成分の影響を弱める働きがあると説明されています。

参考サイト:花王|製品の誤飲・誤食に関するQ&A

ただし、大量に一気に飲ませるのは避けてください。

日本中毒情報センターでも、飲ませる量が多いと吐いてしまうため、無理なく飲める量にとどめるよう案内されています。

参考サイト:日本中毒情報センター

やってはいけないこと

洗剤を飲んでしまったときは、焦って強い対応をしてしまうことがあります。

しかし、間違った対応で状態が悪くなることもあります。

無理に吐かせる

もっとも避けたいのが、無理に吐かせることです。

洗剤が再びのどや食道を通ることで、刺激が強くなるおそれがあります。

また、吐いたものや泡が気管に入ると、窒息や誤嚥性肺炎につながる危険があります。(kao.com)

特に、子どもや高齢者では誤嚥のリスクにも注意が必要です。

指を口に入れる

吐かせようとして指を口に入れるのも避けてください。

口の中やのどを傷つける可能性があります。

また、本人が嫌がって暴れると、さらに危険です。

大量の水を一気に飲ませる

水や牛乳を飲ませる場合でも、大量に一気に飲ませるのは避けてください。

多く飲ませすぎると、吐いてしまうことがあります。

飲ませる場合は、無理なく飲める量にとどめることが大切です。

参考サイト:日本中毒情報センター

何も確認せず放置する

少しなめただけに見えても、製品によっては注意が必要です。

特に、塩素系漂白剤、カビ取り剤、酸性洗剤、アルカリ性洗剤、業務用洗剤などは、自己判断で放置しない方が安全です。

製品名を確認し、不安があれば医療機関や中毒相談窓口に相談してください。

別の薬や食品で中和しようとする

酸性だからアルカリ性で中和する、アルカリ性だから酸で中和する、といった自己判断は危険です。

洗剤同士や食品を使った中和は、思わぬ反応や刺激につながることがあります。

洗剤を飲んだ場合は、まず口をすすぎ、吐かせず、製品情報を確認して相談するのが基本です。

洗剤の種類によって注意点が変わる

「洗剤」といっても、台所用、洗濯用、漂白剤、カビ取り剤、トイレ用洗剤など、種類はさまざまです。

飲んだ製品によって対応の緊急度が変わります。

台所用洗剤・洗濯用洗剤

台所用洗剤や洗濯用洗剤は、界面活性剤を含む製品が多いです。

口の中の刺激、吐き気、腹痛、下痢、咳などが出ることがあります。

日本石鹸洗剤工業会の誤飲誤用の応急処置でも、洗剤を誤飲した場合はまず水で口をすすぎ、牛乳や水などを飲ませること、無理に吐かせないことが案内されています。

参考サイト:日本石鹸洗剤工業会の誤飲誤用の応急処置

塩素系漂白剤・カビ取り剤

塩素系漂白剤やカビ取り剤を飲んだ場合は、特に注意が必要です。

花王の公式Q&Aでは、塩素系の漂白剤・カビ取り剤などを誤飲した場合、すぐに水で口をすすぎ、コップ1〜2杯の牛乳または水を飲むよう案内されています。

原液や濃い濃度の液を飲んだ場合は、飲んだ量に関わらず、必ず応急処置後すぐに、飲んだ製品を持参して医師の診察を受けるよう説明されています。

また、塩素系の漂白剤・洗浄剤を飲んだ場合は、主成分の次亜塩素酸ナトリウムが口やのどの粘膜を荒らし、胃液と反応して体内で有害な塩素ガスが発生する危険があると説明されています。

参考サイト:花王|製品の誤飲・誤食に関するQ&A

酸性洗剤・アルカリ性洗剤

トイレ用洗剤や換気扇用洗剤などには、酸性またはアルカリ性の強い製品があります。

日本中毒情報センターでは、容器に「酸性」または「アルカリ性」と書かれている製品を飲んだ場合、牛乳または水を飲ませるものの例として挙げています。

参考サイト:日本中毒情報センター

ただし、製品によって危険性が異なるため、不安がある場合は相談してください。

業務用洗剤

業務用洗剤は、家庭用より成分が強い場合があります。

少量でも刺激が強いことがあるため、自己判断で済ませない方が安全です。

製品ラベルや安全データシートがある場合は確認し、医療機関や中毒相談窓口に相談してください。

すぐ相談・受診した方がよいケース

洗剤を飲んでしまった場合、症状が軽く見えても注意が必要なケースがあります。

次のような場合は、医療機関や中毒相談窓口に相談してください。

原液や濃い液を飲んだ

原液、濃い液、薄めたかどうかわからない液を飲んだ場合は、早めに相談してください。

特に塩素系漂白剤やカビ取り剤は、原液や濃い濃度の液を飲んだ場合、応急処置後すぐに医師の診察を受けるよう案内されています。

参考サイト:花王|製品の誤飲・誤食に関するQ&A

飲んだ量が多い

少しなめた程度ではなく、一口以上飲んだ、多量に飲んだ可能性がある、量がわからない場合は相談してください。

飲んだ量がはっきりしない場合も、製品名を確認して相談した方が安心です。

症状がある

次のような症状がある場合は、早めに受診や相談を考えてください。

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • のどの痛み
  • 口の中の痛み
  • 息苦しさ
  • ぐったりしている
  • 意識がぼんやりしている

特に、呼吸がおかしい、意識がはっきりしない、強い痛みがある場合は、緊急性があります。

子ども・高齢者が飲んだ

子どもや高齢者は、飲んだ量や症状を正確に伝えられないことがあります。

少しでも飲んだ可能性がある場合は、製品名を確認し、早めに相談してください。

ペットボトルなどに移し替えた液を飲んだ

洗剤を別の容器に移し替えていると、何をどのくらい飲んだのか判断しにくくなります。

特に、ペットボトルや飲料容器に入れていた場合は、飲み物と間違える事故につながりやすいです。

この場合も、自己判断で終わらせず、早めに相談してください。

中毒110番に相談する選択肢

判断に迷う場合は、日本中毒情報センターの中毒110番に相談する方法があります。

日本中毒情報センターでは、家庭用品などによる急性中毒事故が実際に起こっている場合に、一般向けの中毒110番で情報提供を行っています。

一般専用電話は365日24時間対応で、大阪中毒110番とつくば中毒110番があります。

参考サイト:日本中毒情報センター

相談するときは、次の情報を手元に用意してください。

  • 飲んだ人の年齢、体重
  • 飲んだ製品名
  • 飲んだ量
  • 飲んだ時間
  • 現在の症状
  • 原液か薄めた液か
  • 容器や成分表示

緊急性が高い場合、呼吸が苦しい、意識がない、ぐったりしているなどの場合は、相談窓口ではなく救急要請を考えてください。

容器を持って受診する

医療機関を受診する場合は、可能であれば飲んだ洗剤の容器を持っていきます。

製品名や成分がわかると、医師が判断しやすくなります。

製品名がわかるものを持つ

容器そのものを持っていけるなら、持参してください。

難しい場合は、ラベルや成分表示の写真を撮っておくと役立ちます。

ただし、写真を撮ることに時間をかけすぎて、応急処置や受診が遅れないようにしてください。

飲んだ時間と量をメモする

わかる範囲で、飲んだ時間と量をメモしてください。

正確でなくても、「なめた程度」「一口くらい」「コップに入っていたものを飲んだ可能性」など、状況を伝えることが大切です。

混ざった可能性があるものも伝える

洗剤を混ぜた液だった場合や、漂白剤と他の洗剤が混ざっていた可能性がある場合は、必ず伝えてください。

塩素系製品と酸性洗剤などが混ざっている場合は、飲むだけでなく、吸い込みのリスクもあります。

再発防止のポイント

洗剤の誤飲は、日常のちょっとした油断で起こります。

特に、子ども、高齢者、認知症のある人がいる家庭では、保管方法を見直すことが大切です。

飲料容器に移し替えない

洗剤をペットボトル、コップ、飲料ボトルなどに移し替えないでください。

見た目で飲み物と間違える原因になります。

薄めた漂白剤や洗剤液も、飲料容器に入れないことが大切です。

子どもの手の届かない場所に置く

洗剤は、子どもの手の届かない場所に保管してください。

可能であれば、扉付きの高い場所や、チャイルドロックのある収納に入れます。

花王の公式Q&Aでも、塩素系製品は小さな子どもや認知症の方などの手の届かないところに保管するよう注意されています。

参考サイト:花王|製品の誤飲・誤食に関するQ&A

ラベルをはがさない

洗剤のラベルには、成分、用途、注意事項、応急処置が書かれています。

ラベルをはがしたり、別容器に移して製品名がわからなくなったりすると、事故時の対応が難しくなります。

使用後はすぐ片づける

掃除や洗濯の途中で洗剤を出しっぱなしにしないようにしましょう。

作業中に電話や来客で離れる場合も、子どもや高齢者が触れない場所に置くことが大切です。

よくある疑問

洗剤を飲んでしまったときによくある疑問をまとめます。

Q1.洗剤を飲んだら吐かせた方がいい?

吐かせないでください。

吐かせることで症状が悪化する危険があるものは、絶対に吐かせてはいけないと日本中毒情報センターも案内しています。

参考サイト:日本中毒情報センター

洗剤の場合、嘔吐物や泡が気管に入る危険もあります。

Q2.水や牛乳は飲ませていい?

洗剤の種類によっては、水または牛乳を少量飲ませる場合があります。

ただし、大量に一気に飲ませるのは避けてください。

無理なく飲める量にとどめ、不安がある場合は中毒相談窓口や医療機関に相談してください。

Q3.少しなめただけなら大丈夫?

少しなめただけで症状が出ないこともあります。

ただし、製品の種類によっては注意が必要です。

塩素系漂白剤、カビ取り剤、酸性・アルカリ性の強い洗剤、業務用洗剤の場合は、少量でも相談を考えてください。

Q4.子どもが洗剤を飲んだかもしれないときは?

まず口の中を確認し、可能なら水ですすぎます。

無理に吐かせず、製品名と飲んだ量の目安を確認し、中毒相談窓口や医療機関に相談してください。

症状がある場合や量がわからない場合は、早めに相談した方が安心です。

Q5.塩素系漂白剤を飲んだ場合は?

すぐに水で口をすすぎ、牛乳または水を飲み、応急処置後に医師の診察を受けることが案内されています。

特に原液や濃い液を飲んだ場合は、飲んだ量に関わらず、製品を持参して医師の診察を受けてください。

参考サイト:花王|製品の誤飲・誤食に関するQ&A

洗剤を飲んだあと症状がない場合は?

症状がなくても、飲んだ製品や量によって対応は変わります。

特に子どもや高齢者、塩素系・酸性・アルカリ性製品、原液や濃い液の場合は、自己判断で終わらせず相談してください。

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まとめ

洗剤を飲んでしまったときは、まず無理に吐かせないでください。

大切なのは、次の3つです。

  • 口をすすぐ
  • 無理に吐かせない
  • 製品名を確認して相談する

洗剤の種類によっては、水や牛乳を少量飲ませる場合がありますが、大量に一気に飲ませるのは避けてください。

特に、塩素系漂白剤、カビ取り剤、酸性洗剤、アルカリ性洗剤、業務用洗剤、原液や濃い液を飲んだ場合は注意が必要です。

不安がある場合は、自己判断で放置せず、医療機関や日本中毒情報センターの中毒110番に相談してください。

参考サイト:日本中毒情報センターの中毒110番・電話サ-ビス

そして再発防止のために、洗剤を飲料容器に移し替えないこと、子どもや高齢者の手の届かない場所に保管することも大切です。

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