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アルコール除菌はどこまで効果ある?使っていい場所・注意が必要な場所まとめ

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アルコール除菌は、どこまで効果があるのか。

テーブルやドアノブに使っていいのか。

スマホやキッチン、床にも使えるのか。

なんとなく使っているけれど、実際のところが気になる人は多いと思います。

結論から言うと、アルコール除菌は多くの菌や一部のウイルス対策に役立ちますが、すべてに万能ではありません。

また、効果を出すには、汚れを先に落とすこと、適量を使うこと、素材に合う場所へ使うことが大切です。

アルコールは便利な一方で、火気にも注意が必要です。

東京消防庁は、消毒用アルコールは蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火気の近くで使用しないよう注意を呼びかけています。

東京消防庁
東京都23区及び多摩地区(稲城市を除く)を管轄する消防機関、東京消防庁ホームページです。

この記事では、アルコール除菌の効果、使っていい場所、注意が必要な素材、やってはいけない使い方をわかりやすくまとめます。

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  1. 結論|アルコール除菌は便利だが万能ではない
    1. 多くの菌や一部のウイルス対策に使える
    2. 効きにくいものもある
    3. 素材を傷めることがある
  2. アルコール除菌の効果を出す使い方
    1. 先に汚れを落とす
    2. 表面が軽く濡れる程度に使う
    3. 乾くまで待つ
    4. 布やペーパーに含ませて拭く
  3. アルコール除菌を使っていい場所
    1. ドアノブ・手すり
    2. テーブル
    3. スイッチ
    4. スマホケース
    5. キッチンまわり
  4. アルコール除菌に注意が必要な場所
    1. 革製品
    2. 木製家具
    3. ワックスがけした床
    4. 液晶画面
    5. アクリル・樹脂・ゴム
    6. 塗装面
  5. やってはいけないこと
    1. 火気の近くで使う
    2. 密閉空間で大量に使う
    3. 空間に向けてまく
    4. 汚れの上から使う
    5. 他の洗剤と混ぜる
  6. アルコール除菌が向かない場面
    1. ノロウイルスが疑われるとき
    2. 泥汚れや油汚れがあるとき
    3. カビを落としたいとき
    4. 食品そのものに使いたいとき
  7. 手指に使うときの注意
    1. 手が汚れているときは先に洗う
    2. 乾くまでこすり合わせる
    3. 手荒れに注意する
  8. 物に使うときの注意
    1. 直接スプレーしない方がよいもの
    2. 金属は水分を残さない
    3. 子どもやペットの手が届かない場所に保管する
  9. 吸い込んだとき・目に入ったとき
    1. 吸い込んでむせた場合
    2. 目に入った場合
    3. 皮膚に異常が出た場合
  10. よくある疑問
    1. Q1.アルコール除菌は何に効く?
    2. Q2.アルコール除菌は汚れの上から使ってもいい?
    3. Q3.アルコール除菌を使ってはいけない場所は?
    4. Q4.アルコール除菌スプレーは空間にまいてもいい?
    5. Q5.コンロ周りに使ってもいい?
    6. Q6.アルコールと他の洗剤を混ぜてもいい?
  11. 関連記事
  12. まとめ

結論|アルコール除菌は便利だが万能ではない

アルコール除菌は、日常の衛生対策として使いやすい方法です。

ただし、「アルコールをかければ何でも安全」と考えるのは避けた方がよいです。

多くの菌や一部のウイルス対策に使える

アルコールは、手指や物の表面の除菌・消毒に広く使われています。

特に、ドアノブ、テーブル、スイッチ、手すりなど、よく触る場所の衛生対策に使いやすいです。

ただし、汚れや油分が多く残っていると、アルコールが対象に届きにくくなります。

効きにくいものもある

アルコールは万能ではありません。

ウイルスや菌の種類によっては、アルコールが効きにくいものがあります。

たとえば、ノロウイルスのようにアルコールが効きにくいとされるものもあります。

感染症対策や食中毒対策では、アルコールだけに頼らず、手洗い、洗浄、加熱、次亜塩素酸ナトリウムなど、状況に合った方法を選ぶことが大切です。

素材を傷めることがある

アルコールは、素材によっては変色や劣化の原因になります。

革製品、ニス塗装、ワックスがけした床、アクリル、ゴム、液晶画面、塗装面などは注意が必要です。

使う前に、製品表示と対象物の取扱説明を確認してください。

アルコール除菌の効果を出す使い方

アルコール除菌は、ただスプレーすればよいわけではありません。

効果を出すには、使う前の準備と使い方が大切です。

先に汚れを落とす

アルコールを使う前に、目に見える汚れを落とします。

油汚れ、ホコリ、食べこぼし、泥汚れなどが残っていると、アルコールが十分に働きにくくなります。

キッチンの油汚れには、先に中性洗剤や油汚れ用洗剤で汚れを落としてから、必要に応じてアルコールを使いましょう。

表面が軽く濡れる程度に使う

アルコールは少なすぎると、拭きたい面に十分行き渡りません。

一方で、多量に使えばよいわけでもありません。

対象の表面が軽く濡れる程度にし、製品表示に従って使ってください。

乾くまで待つ

アルコールは揮発しやすい性質があります。

使ったあとは、すぐに触らず、乾くまで待ちます。

ただし、素材によってはアルコールを長く残すと傷むことがあるため、製品表示や対象物の説明に従ってください。

布やペーパーに含ませて拭く

吸い込みや飛び散りが気になる場合は、対象物に直接スプレーするより、布やペーパーに含ませて拭く方法が扱いやすいです。

特に、スマホ、リモコン、スイッチ、家電まわりでは、直接スプレーすると液体が内部に入るおそれがあります。

アルコール除菌を使っていい場所

アルコール除菌は、日常的によく触る場所に使いやすいです。

ただし、素材確認は必要です。

ドアノブ・手すり

ドアノブや手すりは、家族がよく触る場所です。

アルコール除菌を使いやすい場所ですが、塗装や素材によっては変色することがあります。

初めて使う場合は、目立たない場所で確認しましょう。

テーブル

テーブルにも使える場合があります。

ただし、木製、ニス塗装、ワックス加工、天然素材のテーブルは注意が必要です。

アルコールで白くくもったり、ツヤが落ちたりすることがあります。

スイッチ

スイッチまわりもよく触る場所です。

ただし、直接スプレーは避けてください。

布やペーパーに少量含ませて、液だれしないように拭きます。

スマホケース

スマホ本体ではなく、ケースなら使える素材もあります。

ただし、革製ケース、プリント加工、塗装されたケースは変色や劣化の可能性があります。

スマホ本体や画面は、メーカーの案内に従ってください。

キッチンまわり

調理台やシンクまわりなど、素材がアルコールに対応している場所なら使える場合があります。

ただし、油汚れがある場合は、先に洗剤で汚れを落としてください。

コンロ周辺では、火を消し、十分に換気してから使います。

アルコール除菌に注意が必要な場所

アルコールは便利ですが、使わない方がよい場所もあります。

素材を傷める可能性があるため、迷ったら目立たない場所で試すか、使用を避けましょう。

革製品

革はアルコールで乾燥、変色、ひび割れが起こることがあります。

革のバッグ、財布、ソファ、スマホケースなどには、基本的に使わない方が安心です。

木製家具

木製家具は、塗装やワックスがアルコールで傷むことがあります。

白くくもる、ツヤがなくなる、シミになるなどのトラブルが起きる場合があります。

ワックスがけした床

ワックスをかけた床にアルコールを使うと、ワックスがはがれたり、ムラになったりすることがあります。

床掃除には、床材に合った洗剤を使いましょう。

液晶画面

テレビ、パソコン、スマホ、タブレットの画面には、コーティングが施されていることがあります。

アルコールでコーティングが傷む可能性があるため、メーカーの手入れ方法を確認してください。

アクリル・樹脂・ゴム

アクリル板、樹脂製品、ゴム部品などは、アルコールで白くなったり、ひび割れたり、劣化したりすることがあります。

透明なパーテーションや樹脂製小物には注意してください。

塗装面

塗装された家具、家電、ドア、壁面などは、アルコールで塗装が傷むことがあります。

特に濃度の高いアルコールを繰り返し使うと、変色やツヤ落ちの原因になります。

やってはいけないこと

アルコール除菌は身近なものですが、使い方を間違えると危険です。

次の行動は避けてください。

火気の近くで使う

アルコールは燃えやすい性質があります。

コンロ、ストーブ、たばこ、ろうそく、火花が出る機器の近くでは使わないでください。

東京消防庁は、消毒用アルコールは火気の近くで使用しないこと、高温になる場所に保管しないこと、詰め替え時は換気することを注意点として挙げています。

東京消防庁
東京都23区及び多摩地区(稲城市を除く)を管轄する消防機関、東京消防庁ホームページです。

密閉空間で大量に使う

狭い部屋、車内、トイレ、浴室などで大量にスプレーすると、アルコールの蒸気や霧がこもりやすくなります。

吸い込んでむせたり、気分が悪くなったりすることがあります。

使うときは換気し、必要以上に噴霧しないようにしましょう。

空間に向けてまく

部屋全体を除菌しようとして、空間にアルコールをまくのはおすすめしません。

吸い込みや火気リスク、家具や家電への付着が起こりやすくなります。

除菌したい場所の表面を拭く方法を選びましょう。

汚れの上から使う

油汚れ、食べこぼし、ホコリが残った状態でアルコールをかけても、十分に効果が出にくいことがあります。

まず汚れを落としてから使ってください。

他の洗剤と混ぜる

アルコールを、塩素系漂白剤、カビ取り剤、酸性洗剤、クエン酸などと混ぜないでください。

国民生活センターは、次亜塩素酸塩を含む塩素系洗浄剤が酸やエタノールなどと混ざることで、塩素ガスが発生したとするテスト結果を示しています。

掃除や除菌では、洗剤や薬剤を混ぜず、単独で使うことが大切です。

住宅用塩素系洗浄剤の使い方−まぜるな危険!浴室などで事故が発生しています−(発表情報)_国民生活センター

アルコール除菌が向かない場面

アルコール除菌だけでは不十分な場面もあります。

状況に応じて、別の方法を選びましょう。

ノロウイルスが疑われるとき

ノロウイルスが疑われる嘔吐物や便の処理では、アルコールだけに頼らない方がよいです。

厚生労働省は、テーブルやドアノブなどの物の表面には、市販の家庭用漂白剤を次亜塩素酸ナトリウム濃度0.05%になるよう薄めて拭き、その後水拭きする方法を案内しています。

ただし、次亜塩素酸ナトリウムは手指には使えず、金属の腐食や酸性のものとの混合にも注意が必要です。

新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法についてを掲載しています。

泥汚れや油汚れがあるとき

泥や油がついた場所は、アルコール除菌の前に洗浄が必要です。

アルコールは掃除用洗剤ではないため、油汚れをしっかり落とす目的には向いていません。

キッチンの油汚れは、中性洗剤や油汚れ用洗剤で落としてから、必要に応じて除菌しましょう。

カビを落としたいとき

アルコールはカビ予防や拭き取りに使われることがありますが、根深い黒カビを漂白して落とすものではありません。

浴室の黒カビやゴムパッキンのカビには、カビ取り剤や専用の方法が必要になることがあります。

食品そのものに使いたいとき

家庭用のアルコール除菌スプレーを、食品に直接かけるのは避けてください。

食品に使えるかどうかは、製品表示で確認する必要があります。

食品や調理器具に使う場合は、食品用・調理器具用として表示されたものを使いましょう。

手指に使うときの注意

アルコールを手指に使う場合は、手指用として表示されたものを使います。

掃除用や物品用のアルコールを、自己判断で手指に使わないでください。

手が汚れているときは先に洗う

手が泥や油で汚れている場合は、先に石けんと流水で洗います。

汚れが多い状態では、アルコールが十分に行き渡りにくくなります。

乾くまでこすり合わせる

手指用アルコールを使う場合は、手のひら、手の甲、指先、指の間、親指、手首まで行き渡らせます。

すぐに拭き取らず、乾くまでこすり合わせます。

手荒れに注意する

アルコールを頻繁に使うと、手が乾燥しやすくなります。

ひび割れや強い手荒れがある場合は、しみたり悪化したりすることがあります。

必要に応じて保湿し、症状が強い場合は医療機関に相談してください。

物に使うときの注意

物の表面に使う場合は、素材と火気に注意します。

特に家電やスマホまわりでは、直接スプレーを避けましょう。

直接スプレーしない方がよいもの

スマホ、リモコン、パソコン、スイッチ、家電などは、直接スプレーしない方が安全です。

内部に液体が入ると故障の原因になります。

布やペーパーに少量含ませて拭き、液だれしないようにしてください。

金属は水分を残さない

アルコール自体はすぐ乾きやすいですが、製品によっては水分を含みます。

金属部分に使った場合は、水分が残らないように確認してください。

素材によっては、変色やサビにつながることがあります。

子どもやペットの手が届かない場所に保管する

アルコール製品は誤飲や火気のリスクがあります。

子どもやペットの手が届かない場所に保管してください。

高温になる場所や直射日光が当たる場所も避けましょう。

吸い込んだとき・目に入ったとき

アルコール除菌スプレーは、使い方によって霧を吸い込んだり、目に入ったりすることがあります。

症状がある場合は、無理をしないでください。

吸い込んでむせた場合

スプレーの霧を吸い込んでむせた場合は、その場を離れて新鮮な空気を吸います。

厚生労働省の職場のあんぜんサイトでは、エタノールを吸入した場合、空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させ、気分が悪いときは医師に連絡するよう案内されています。

咳、喉の痛み、息苦しさ、頭痛、吐き気が続く場合は、医療機関に相談してください。

職場のあんぜんサイト:化学物質:エタノール
中央労働災害防止協会 安全衛生情報センター

目に入った場合

目に入った場合は、こすらずに流水で洗い流します。

痛み、充血、かすみ、違和感が続く場合は、眼科を受診してください。

皮膚に異常が出た場合

手指用ではないアルコールや高濃度の製品が皮膚についた場合、刺激や乾燥が出ることがあります。

赤み、痛み、かゆみ、ひび割れが強い場合は使用を中止し、必要に応じて医療機関に相談してください。

よくある疑問

アルコール除菌について、よくある疑問をまとめます。

Q1.アルコール除菌は何に効く?

多くの菌や一部のウイルス対策に役立ちます。

ただし、すべてのウイルスや菌に万能ではありません。

ノロウイルスが疑われる場合などは、状況に応じて次亜塩素酸ナトリウムなど別の方法が必要になることがあります。

Q2.アルコール除菌は汚れの上から使ってもいい?

おすすめしません。

油汚れ、ホコリ、食べこぼしなどがある場合は、先に汚れを落としてから使ってください。

汚れが残っていると、アルコールが対象に届きにくくなります。

Q3.アルコール除菌を使ってはいけない場所は?

革製品、木製家具、ワックスがけした床、液晶画面、アクリル、ゴム、塗装面などは注意が必要です。

変色や劣化の原因になることがあります。

Q4.アルコール除菌スプレーは空間にまいてもいい?

おすすめしません。

吸い込み、火気リスク、家具や家電への付着が起こりやすくなります。

除菌したい場所の表面を拭く方法を選びましょう。

Q5.コンロ周りに使ってもいい?

火を使っている最中や、火気の近くでは使ってはいけません。

アルコールは引火しやすいため、コンロやストーブ、たばこなどの近くで使わないでください。

Q6.アルコールと他の洗剤を混ぜてもいい?

混ぜないでください。

特に塩素系洗浄剤と酸やエタノールなどが混ざると、塩素ガスが発生するおそれがあります。

関連記事

まとめ

アルコール除菌は、日常の衛生対策に便利です。

ただし、すべてに万能ではありません。

大切なのは、次の3つです。

  • 汚れを先に落とす
  • 素材に合う場所へ使う
  • 火気や吸い込みに注意する

ドアノブ、手すり、テーブル、スイッチなど、よく触る場所には使いやすい一方で、革製品、木製家具、ワックスがけした床、液晶画面、アクリル、塗装面などには注意が必要です。

また、アルコールは燃えやすいため、コンロやストーブ、たばこなど火気の近くでは使わないでください。東京消防庁も、消毒用アルコールは火気の近くで使用しないよう注意を呼びかけています。

アルコール除菌は「とりあえず何でもスプレー」ではなく、汚れを落としてから、使える場所に、適量を使うことが大切です。

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