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パスキーとは?パスワードとの違いをわかりやすく解説|安全性・デメリット・設定方法

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「パスキーでログインしてください」

最近、スマートフォンやウェブサービスで、こんな表示を見かけることが増えてきました。

でも、パスキーとは何なのでしょうか。

「パスワードと何が違うの?」

「指紋認証や顔認証のこと?」

「スマホをなくしたらログインできなくなる?」

「今までのパスワードは使えなくなるの?」

名前は聞いたことがあっても、仕組みまではよく分からないという人もいるでしょう。

パスキーとは、パスワードを入力する代わりに、スマートフォンやパソコンなどに保存された認証情報を使ってログインする仕組みです。

指紋認証や顔認証、端末のPINなどで本人確認を行うため、長いパスワードを覚えて入力する必要がありません。

さらに、偽サイトにパスワードを入力させるフィッシング詐欺にも強い仕組みになっています。

ただし、パスキーを設定すれば絶対に安全というわけではありません。

この記事では、パスキーとパスワードの違いを身近なたとえ話で説明しながら、メリット・デメリット、スマホ紛失時の対応、実際の設定方法まで解説します。

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  1. パスキーとは?パスワードの代わりになるログイン方法
    1. パスワードは「合言葉」で本人を確認する
    2. パスキーは「専用の鍵」で本人を確認する
  2. パスキーとパスワードの違いは何?
    1. パスキーはフィッシングに強い
    2. パスワードを忘れる問題を減らせる
  3. パスキーと指紋認証・顔認証は同じもの?
    1. 指紋や顔の情報をサイトへ送るわけではない
    2. 顔認証がなくてもPINで使える場合がある
  4. パスキーのメリットは何?
    1. 偽サイトにパスワードを入力する危険を減らせる
    2. ログインが簡単になる
  5. パスキーのデメリットと注意点
    1. スマホをなくしたときに復旧が必要になる場合がある
    2. 共用端末での設定には注意が必要
    3. パスキーだけですべての詐欺を防げるわけではない
  6. パスキーの設定方法は?まず何をすればいい?
    1. まず利用しているサービスがパスキーに対応しているか確認する
    2. 自分専用の端末でパスキーを作成する
    3. 設定後はログインと復旧方法を確認する
  7. Googleアカウントでパスキーを設定する方法
    1. Googleの公式設定画面を開く
    2. パスキーを作成してもパスワードが必ず消えるわけではない
  8. スマホをなくした・機種変更した場合はどうする?
    1. スマホをなくしたら、まず端末とアカウントを保護する
    2. 機種変更時はパスキーの保存方式を確認する
  9. パスキーについてよくある質問
    1. Q. パスキーとパスワードはどちらが安全ですか?
    2. Q. パスキーは指紋認証がないと使えませんか?
    3. Q. パスキーを作ると今までのパスワードは使えなくなりますか?
    4. Q. パスキーを使えば二段階認証は不要になりますか?
    5. Q. スマホをなくしたらパスキーも消えますか?
    6. Q. パスキーはすべての銀行やネットショップで使えますか?
  10. まとめ|パスキーは合言葉を入力しない新しいログイン方法
  11. 参考資料

パスキーとは?パスワードの代わりになるログイン方法

パスキーは、FIDOという認証技術の標準に基づいた仕組みです。

従来のパスワード認証とは異なり、利用者が覚えた文字列をウェブサイトに入力する必要がありません。

パスワードは「合言葉」で本人を確認する

例えば、秘密の部屋へ入るときに「合言葉」を言う仕組みを想像してください。

正しい合言葉を知っていれば、扉を開けてもらえます。

これがパスワード認証に近い考え方です。

問題は、その合言葉を誰かに知られてしまった場合です。

本人でなくても、合言葉を使って扉を開けられる可能性があります。

偽サイトでパスワードを入力してしまったり、同じパスワードを複数のサービスで使い回していたりすると、危険が広がることがあります。

パスキーは「専用の鍵」で本人を確認する

一方、パスキーは合言葉を相手に伝える方式ではありません。

イメージとしては、自分のスマートフォンなどに専用の鍵を保管しておき、必要なときだけ鍵を使って本人であることを証明する仕組みです。

登録先のサービスには、秘密の鍵そのものではなく、対応する公開鍵を登録します。

ログインするときは、端末に保存された秘密鍵を使って認証用のデータを作り、サービス側が公開鍵で確認します。

つまり、秘密の鍵をウェブサイトに渡さずに、正しい鍵を持っていることを証明する仕組みです。

これがパスキーとパスワードの大きな違いです。

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パスキーとパスワードの違いは何?

基本的な違いを表にまとめました。

比較項目パスワードパスキー
基本的な仕組み秘密の文字列を使う公開鍵と秘密鍵を使う
ログイン操作文字列などを入力顔・指紋・PINなどで承認
覚える必要原則あり(管理ツールで軽減可能)パスキー自体を覚える必要はない
偽サイトへの耐性入力して盗まれるおそれ正規のサイトと結びつくため強い
使い回しの問題同じ文字列の使い回しが危険サービスごとに異なる鍵を使う
紛失・機種変更再設定や管理ツールで対応保存方式・復旧方法による

パスキーはフィッシングに強い

フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽サイトなどに誘導し、パスワードや認証情報を盗み取る手口です。

パスワードの場合、偽サイトを本物だと信じて入力してしまうと、その文字列が攻撃者に知られる可能性があります。

一方、パスキーは登録されたウェブサイトのドメイン名と結びつく仕組みです。

本物と異なる偽サイトでは、正規サイト用のパスキーを通常どおり使うことができません。

これは、特定の扉にしか合わない鍵を持っているようなものです。

ただし、パスキーに対応していない別のログイン方法や、アカウント復旧の仕組みが悪用される可能性までなくなるわけではありません。

パスワードを忘れる問題を減らせる

パスワードは、サービスごとに異なるものを設定するほど覚えるのが難しくなります。

パスキーなら、パスキー自体を暗記する必要がありません。

指紋認証や顔認証、端末のPINなどでログインを承認できるため、普段の操作は簡単になります。

ただし、端末やパスキーを管理するアカウントを安全に保つ必要があります。

パスキーと指紋認証・顔認証は同じもの?

ここも誤解しやすいところです。

パスキーそのものが指紋や顔のデータというわけではありません。

指紋認証や顔認証は、端末に保存されたパスキーを使うための本人確認方法の一つです。

指紋や顔の情報をサイトへ送るわけではない

例えば、スマートフォンでパスキーを使う際に、顔認証を求められることがあります。

これは、端末の持ち主がパスキーの使用を承認する操作です。

顔の画像や指紋そのものを、ログイン先のサイトへ送って照合しているわけではありません。

GoogleやFIDO Allianceも、生体認証情報は端末側で処理され、ログイン先のサービスへ送信されないと説明しています。

顔認証がなくてもPINで使える場合がある

パスキーを使うのに、必ず指紋認証や顔認証が必要というわけではありません。

対応する端末では、画面ロック用のPINやパターンなどでもパスキーを利用できます。

つまり、顔認証機能のないパソコンでも、環境が対応していればパスキーを使える場合があります。

パスキーのメリットは何?

パスキーの主なメリットは、安全性と使いやすさを両立しやすい点です。

偽サイトにパスワードを入力する危険を減らせる

パスキーでは、秘密の文字列をログイン画面へ入力する必要がありません。

そのため、偽サイトへパスワードを打ち込んでしまう危険を大きく減らせます。

パスワードを使い回すことで別のサービスまで不正ログインされる問題も、パスキー方式では起こりにくくなります。

情報漏えい後のフィッシング詐欺については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:情報漏えい後にフィッシング詐欺が増えるのはなぜ?偽メール・SMSとの関係を解説

ログインが簡単になる

毎回パスワードを思い出して入力する代わりに、端末のロック解除と似た操作でログインできます。

長いパスワードの入力に苦労している人にとっては、便利な仕組みです。

ただし、すべてのサイトでパスキーが使えるわけではありません。

また、初めて利用する端末では追加の確認操作が必要になる場合があります。

パスキーのデメリットと注意点

便利なパスキーにも、注意しておきたい点があります。

スマホをなくしたときに復旧が必要になる場合がある

パスキーを保存したスマートフォンを紛失した場合、別の端末からログインできるかどうかは、パスキーの保存方式によって異なります。

例えば、対応するパスワードマネージャーを通じてパスキーが同期されている場合、新しい端末で同じ管理アカウントを利用して復旧できることがあります。

一方、特定の端末だけに保存する「デバイス固定パスキー」では、その端末が使えなくなると別の復旧手段が必要になる場合があります。

そのため、パスキーを設定する前に、端末をなくした場合のログイン方法も確認しておきましょう。

共用端末での設定には注意が必要

家族や職場で使う共用パソコンなどに、自分のパスキーを保存することは慎重に判断してください。

その端末をロック解除できる別の人が、パスキーを使用できる状態になる可能性があるからです。

Googleも、パスキーは自分が所有し、使用する端末に作成するよう案内しています。

パスキーだけですべての詐欺を防げるわけではない

パスキーはフィッシングに強い認証方法ですが、ネット詐欺全般を防ぐ仕組みではありません。

例えば、電話でだまされて自分で送金してしまう被害や、偽のサポート担当者に端末の操作を任せてしまう問題は、別の対策が必要です。

また、サービスがパスワードによるログインや弱いアカウント復旧方法も許可している場合、そこが狙われることもあります。

パスキーは有効な防御策の一つですが、端末の管理や不審な連絡への警戒も引き続き必要です。

パスキーの設定方法は?まず何をすればいい?

ここからは、実際にパスキーを使い始めるための手順です。

設定画面の名称はサービスや機種によって異なりますが、基本的な流れは共通しています。

まず利用しているサービスがパスキーに対応しているか確認する

いつも利用しているサービスの公式アプリや公式サイトを開きます。

ログイン後、アカウント設定やセキュリティ設定に進みます。

そこに「パスキー」「パスキーの作成」「ログイン方法」などの項目があるか確認してください。

なお、パスキーの登録を促すメールやSMSが届いた場合も、メッセージ内のリンクからではなく、自分で公式サイトやアプリを開くと安心です。

自分専用の端末でパスキーを作成する

パスキーに対応したサービスでは、登録画面で「パスキーを作成する」などを選択します。

その後、スマートフォンやパソコンに表示される案内に従って、指紋認証・顔認証・PINなどで本人確認を行います。

作成したパスキーは、端末や対応するパスワードマネージャーなどに保存されます。

どこに保存されるかは、利用環境によって異なります。

設定後はログインと復旧方法を確認する

パスキーが作成できたら、次の点を確認しましょう。

  1. パスキーで正常にログインできるか
  2. パスキーがどの端末や管理サービスに保存されたか
  3. スマホをなくした場合の復旧方法は何か
  4. 不要な端末や古いパスキーを削除できるか
  5. パスワードなど別のログイン方法が残っているか

特に、復旧方法が分からないまま、従来のログイン方法をすべて使えなくするのは避けましょう。

Googleアカウントでパスキーを設定する方法

実際の例として、Googleアカウントのパスキー設定方法を紹介します。

Googleは、パスキーを使用すると、指紋認証・顔認証・端末の画面ロックなどでログインできると説明しています。

Googleの公式設定画面を開く

まず、自分のGoogleアカウントにログインした状態で、公式のパスキー設定画面を開きます。

Googleアカウントのパスキー設定

そこから「パスキーを作成する」を選びます。

画面の案内に従って端末をロック解除し、登録を進めます。

画面構成は端末やアカウントの状態によって異なる場合があります。

パスキーを作成してもパスワードが必ず消えるわけではない

Googleの公式ヘルプでは、Googleアカウントにパスキーを追加しても、現在設定されている認証要素や復元要素は削除されないと説明されています。

つまり、パスキーを使い始めたからといって、従来のパスワードが自動的に消えるわけではありません。

他のサービスでも、パスキーとパスワードを併用できる場合があります。

設定後は、そのサービスでどのログイン方法が利用できるのか確認しておきましょう。

スマホをなくした・機種変更した場合はどうする?

パスキーを使う前に、特に知っておきたいのが端末の紛失と機種変更です。

スマホをなくしたら、まず端末とアカウントを保護する

スマートフォンをなくした場合は、パスキーだけでなく、端末そのものを守る必要があります。

まず、OSが提供する端末の位置確認・紛失モード・遠隔ロックなどの機能を利用できるか確認してください。

また、パスキーを保存しているアカウントや、重要なサービスのログイン状態も確認しましょう。

必要に応じて、紛失した端末に関連づけられたパスキーの削除や無効化を検討します。

ただし、パスキーの管理方法はサービスごとに異なります。

機種変更時はパスキーの保存方式を確認する

同期に対応したパスキーであれば、新しい端末でも同じパスキー管理サービスを利用してログインできる場合があります。

一方、デバイス固定パスキーは自動的に移行できないことがあります。

機種変更前に、古い端末がなくてもログインできる方法を確保しておくと安心です。

特に銀行やメールなど重要なアカウントについては、公式の案内に従って準備しておきましょう。

パスキーについてよくある質問

Q. パスキーとパスワードはどちらが安全ですか?

一般に、フィッシングやパスワードの使い回しに対してはパスキーの方が強い仕組みです。

ただし、パスキーを保存する端末や管理アカウントの安全性、サービス側に残る別のログイン方法にも注意が必要です。

Q. パスキーは指紋認証がないと使えませんか?

いいえ。

対応する端末では、顔認証やPIN、パターンなどでも使用できます。

Q. パスキーを作ると今までのパスワードは使えなくなりますか?

必ずしもそうではありません。

Googleのように、パスキーを追加しても従来の認証方法が残るサービスがあります。

実際の仕様は利用先のサービスで確認してください。

Q. パスキーを使えば二段階認証は不要になりますか?

パスキーは、端末の所持とロック解除による確認を組み合わせた認証方式として使われます。

そのため、サービスによっては従来の二段階認証の追加操作が不要になる場合があります。

ただし、ログイン時の要件は各サービスによって異なります。

Q. スマホをなくしたらパスキーも消えますか?

保存方式によります。

同期型のパスキーでは、新しい端末で利用できる場合があります。

デバイス固定型では、別の復旧手段が必要になることがあります。

Q. パスキーはすべての銀行やネットショップで使えますか?

いいえ。

対応状況はサービスによって異なります。

利用している銀行やネットショップの公式設定画面、サポート情報を確認してください。

まとめ|パスキーは合言葉を入力しない新しいログイン方法

パスキーは、パスワードに代わる認証方法です。

パスワードが「秘密の合言葉」を入力する方式だとすれば、パスキーは「自分の端末などに保存された専用の鍵を使い、秘密の鍵を相手に渡さずに本人確認する方式」と考えると分かりやすいでしょう。

重要な違いは、次のとおりです。

  • パスワードのような秘密の文字列をサイトへ入力する必要がない
  • 指紋・顔認証・PINなどで利用できる
  • 偽サイトへのパスワード入力を狙うフィッシングに強い
  • 生体認証データそのものをログイン先に送るわけではない
  • スマホ紛失や機種変更時の対応は保存方式によって異なる
  • パスキーを設定しても従来のログイン方法が残る場合がある

まずは自分が普段利用しているサービスのセキュリティ設定を開き、パスキーに対応しているか確認してみましょう。

対応している場合は、保存先と復旧方法を確認したうえで、自分専用の端末に設定することをおすすめします。

パスキーは、難しい知識を覚えるためのものではありません。

毎日のログインを簡単にしながら、パスワードを盗まれる危険を減らすための仕組みです。


参考資料

※本記事は2026年10月時点の公式情報をもとに作成しています。利用できる機能や設定画面は、サービス・OS・端末によって異なります。

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