本記事のリンクは広告を含みます

台風が近づくと高潮が起きるのはなぜ?海面が上昇する仕組みと危険性を解説

スポンサーリンク
🌀 台風・強風のしくみ

台風が接近すると、ニュースや気象情報で「高潮に警戒してください」と呼びかけられることがあります。

高潮という言葉は聞いたことがあっても、

  • なぜ台風で海面が上がる?
  • 津波とは何が違う?
  • 中心気圧が低いとなぜ海が盛り上がる?
  • 強風だけで海面が何mも上がることがある?
  • 満潮と重なるとなぜ危険?

と疑問に思う人も多いでしょう。

結論からいうと、台風による高潮は主に、

  • 気圧低下で海面が持ち上がる「吸い上げ効果」
  • 強風で海水が岸へ集められる「吹き寄せ効果」

によって発生します。

特に実際の大きな高潮では、吹き寄せ効果が非常に大きくなることがあります。

さらに満潮時刻と高潮のピークが重なったり、遠浅の海岸や湾の奥へ風が吹き込んだりすると、海面はさらに高くなります。

この記事では、台風で高潮が起きる仕組みから、危険な場所、津波との違い、避難時の注意点までわかりやすく解説します。

スポンサーリンク
楽天「ユーザーに合わせた商品を表示」機能
  1. 高潮とは?
    1. 台風などで海面が異常に高くなる現象
    2. 普通の満潮とは違う
  2. 台風で高潮が起きる2つの仕組み
    1. ①吸い上げ効果
    2. ②吹き寄せ効果
  3. 吸い上げ効果とは?
    1. 空気も海面を押している
    2. 台風中心では押さえる力が弱くなる
  4. 気圧が1hPa下がると海面は何cm上がる?
    1. 約1cmが目安
    2. 50hPa低ければ約50cm
  5. 中心気圧910hPaなら約1m上がる?
    1. 平常時との差が100hPa程度
    2. 吸い上げ効果だけで約1m
  6. 実際には吹き寄せ効果の方が重要?
    1. 風が海水そのものを岸へ運ぶ
    2. 海水が岸側にたまる
  7. 風が強いほど高潮も大きくなる?
    1. 吹き寄せ効果は風速の影響を強く受ける
    2. 風速が少し違うだけでも影響が大きい
  8. なぜ湾の奥は高潮が危険?
    1. 海水が逃げにくい
    2. 海水が集中する
  9. 遠浅の海岸で高潮が大きくなりやすいのはなぜ?
    1. 浅い海では水が岸へ集まりやすい
    2. 吹き寄せ効果が大きくなる
  10. 海岸に向かって風が吹くかどうかも重要?
    1. 沖から陸へ吹く風が危険
    2. 台風の進路で風向きも変わる
  11. 台風のどちら側で高潮が危険?
    1. 海から陸へ強風が吹き込む場所
    2. 単純に台風の右側・左側だけでは決まらない
  12. 満潮と重なるとなぜ危険?
    1. もともとの潮位が高い
    2. そこへ高潮分が上乗せされる
  13. 高潮は「満潮+台風」で考えると分かりやすい
    1. 同じ高潮偏差でも実際の高さは違う
    2. だから満潮時刻が重要
  14. 「高潮偏差」とは?
    1. 本来の潮位からどれだけ上昇したか
    2. 高潮そのものの規模を見る数字
  15. 高潮で海面が3m以上上がることもある?
    1. 吸い上げだけでは説明できない
    2. 吹き寄せでさらに大きく上昇
  16. 高潮と高波は同じ?
    1. 高潮は海面全体の高さが上がる現象
    2. 高波は波が高くなる現象
  17. 高潮+高波が危険なのはなぜ?
    1. 高くなった海面の上に波が乗る
    2. 堤防を越えやすくなる
  18. 高潮と津波の違いは?
  19. 高潮でどこまで浸水する?
    1. 海岸沿いだけとは限らない
    2. 低地では内陸まで浸水する場合がある
  20. 川から高潮が入ってくることもある?
    1. 河口から海水が押し込まれる
    2. 川の水位も上がる
  21. 大雨と高潮が同時に起きると危険?
    1. 陸からは大量の雨水
    2. 海側では潮位が高い
  22. 高潮は急に起きる?
    1. 台風接近とともに潮位が上昇
    2. ピーク付近では急激な変化も
  23. 高潮警報とは?
    1. 高潮による重大な災害のおそれ
    2. さらに危険な場合は高潮特別警報
  24. 高潮注意報でも油断できない?
    1. 海岸付近では早めに危険が高まる
    2. 自治体の避難情報を優先する
  25. 高潮ハザードマップとは?
    1. 想定される浸水範囲を確認できる
    2. 台風が来る前に確認する
  26. 高潮から車で逃げてもいい?
    1. 道路が冠水する
    2. 車は水に弱い
  27. 高潮から逃げるときはどこへ?
    1. 浸水想定区域の外へ
    2. 逃げ遅れた場合は高い場所へ
  28. 台風が遠くても高潮になる?
    1. 台風の大きさや風向きが重要
    2. 中心距離だけで判断しない
  29. 台風の目が近づくと高潮も最大になる?
    1. 気圧は中心に近いほど低い
    2. 吹き寄せは風向きで変わる
  30. 高潮は台風が過ぎたらすぐ安全?
    1. 風向きが変わって吹き寄せが続く場合がある
    2. 高波も残る
  31. 高潮で家が浸水したらどうなる?
    1. 塩分が残る
    2. 床下・床上まで浸水する場合がある
  32. 高潮による住宅被害は火災保険で補償される?
  33. 台風接近前に準備しておきたいもの
  34. 台風と高潮についてよくある質問
    1. 高潮とは何ですか?
    2. 台風で海面が上がるのはなぜですか?
    3. 気圧が1hPa下がると海面はどのくらい上がりますか?
    4. 高潮では吸い上げと吹き寄せのどちらが強いですか?
    5. 満潮時に台風が来ると危険ですか?
    6. 高潮と津波は同じですか?
    7. 高潮と高波は同じですか?
    8. 湾の奥はなぜ高潮が危険ですか?
    9. 台風が過ぎれば高潮も終わりますか?
    10. 高潮は火災保険で補償されますか?
  35. まとめ|台風の高潮は「吸い上げ+吹き寄せ+満潮」で危険が大きくなる
  36. 関連記事

高潮とは?

台風などで海面が異常に高くなる現象

高潮とは、台風や発達した低気圧などの影響によって、海岸付近の海面が通常より大きく上昇する現象です。

普通の満潮とは違う

海には月や太陽の引力によって起こる潮の満ち引きがあります。

高潮では、それに気圧や風の影響が加わって、予測される通常の潮位より海面が高くなります。

PR

台風で高潮が起きる2つの仕組み

高潮の代表的な原因は2つあります。

①吸い上げ効果

台風の中心付近では気圧が非常に低いため、海面を上から押さえる大気の力が弱くなります。

その結果、海面が持ち上がります。

②吹き寄せ効果

台風の猛烈な風が沖から海岸方向へ吹き続けると、表面の海水も岸へ押されます。

海水が海岸付近にたまり、海面が上昇します。

吸い上げ効果とは?

空気も海面を押している

私たちの周囲にある空気には重さがあります。

普段は大気圧によって海面も上から押されています。

台風中心では押さえる力が弱くなる

台風の中心は周囲より気圧が低いため、海面を押す力も弱くなります。

そのため周囲より海面が高くなり、まるで海水が吸い上げられたように見えます。

気圧が1hPa下がると海面は何cm上がる?

約1cmが目安

気象庁によると、気圧が1hPa低下すると、海面はおよそ1cm上昇すると考えられます。

50hPa低ければ約50cm

例えば、周辺が1000hPaで台風中心が950hPaなら、差は50hPaです。

単純化すると、吸い上げ効果だけで約50cm海面が高くなる計算です。

中心気圧910hPaなら約1m上がる?

おおよその目安では、そのくらいになります。

平常時との差が100hPa程度

通常の海面気圧を1010hPa前後と考え、台風中心が910hPaなら差は約100hPaあります。

吸い上げ効果だけで約1m

1hPaにつき約1cmで考えれば、約100cm、つまり約1mの上昇です。

ただし実際の高潮は吸い上げだけではなく、風や湾の形なども大きく影響します。

実際には吹き寄せ効果の方が重要?

大きな高潮では非常に重要です。

風が海水そのものを岸へ運ぶ

強い風が長時間海から陸へ向かって吹くと、海面付近の水も風によって押されます。

海水が岸側にたまる

陸があるため海水はそのまま進めず、海岸付近へどんどん蓄積します。

その結果、吸い上げ効果だけでは説明できないほど海面が高くなる場合があります。

風が強いほど高潮も大きくなる?

吹き寄せ効果は風速の影響を強く受ける

気象庁によると、吹き寄せ効果による水位上昇は風速の2乗に比例する関係があります。

風速が少し違うだけでも影響が大きい

そのため猛烈な風が海岸方向へ吹き続ける台風では、海面上昇が急激に大きくなる可能性があります。

なぜ湾の奥は高潮が危険?

海水が逃げにくい

湾口から湾の奥へ向かって風が吹くと、海水が奥へ押し込まれます。

海水が集中する

湾の形によっては、押し込まれた水が狭い湾奥に集まり、水位がさらに高くなることがあります。

特に長い湾や奥まった湾では高潮が増幅される場合があります。

遠浅の海岸で高潮が大きくなりやすいのはなぜ?

浅い海では水が岸へ集まりやすい

海が浅い場所では、強風によって海水が押し込まれたとき、水位が上がりやすくなります。

吹き寄せ効果が大きくなる

気象庁や国土交通省では、吹き寄せによる海面上昇は水深が浅いほど大きくなるとしています。

遠浅の湾や海岸では特に警戒が必要です。

海岸に向かって風が吹くかどうかも重要?

非常に重要です。

沖から陸へ吹く風が危険

強風が沖から海岸方向へ吹くと、海水が岸側へ押し寄せます。

台風の進路で風向きも変わる

同じ場所でも台風中心がどこを通るかによって風向きは大きく変わります。

そのため「中心気圧が同じ台風なら高潮も同じ」とは限りません。

台風のどちら側で高潮が危険?

場所の海岸線や湾の向きによって変わります。

海から陸へ強風が吹き込む場所

その地域に対して風が海側から陸側へ向かう配置になると、吹き寄せ効果が大きくなります。

単純に台風の右側・左側だけでは決まらない

湾の向き、水深、台風の進路、風速、満潮時刻などが複雑に関係します。

満潮と重なるとなぜ危険?

もともとの潮位が高い

満潮時には、天文潮位と呼ばれる自然な潮の満ち引きによって海面が高くなっています。

そこへ高潮分が上乗せされる

高い状態の海面に、吸い上げ・吹き寄せによる水位上昇が重なるため、最終的な潮位が非常に高くなる可能性があります。

高潮は「満潮+台風」で考えると分かりやすい

実際の海面の高さは、大まかには

通常の潮位+台風などによる潮位上昇

として考えることができます。

同じ高潮偏差でも実際の高さは違う

干潮時に高潮が来る場合と、満潮時に来る場合では、最終的な海面の高さが違います。

だから満潮時刻が重要

台風接近時には進路だけでなく、高潮予報や満潮時刻も確認する必要があります。

「高潮偏差」とは?

本来の潮位からどれだけ上昇したか

潮の満ち引きだけから計算される天文潮位と、実際の潮位との差を潮位偏差といいます。

高潮そのものの規模を見る数字

例えば本来の潮位より2m高くなっていれば、潮位偏差はおよそ2mです。

高潮で海面が3m以上上がることもある?

あります。

吸い上げだけでは説明できない

例えば中心気圧950hPa程度なら、吸い上げ効果はおよそ60cm程度です。

吹き寄せでさらに大きく上昇

気象庁が紹介している1999年台風18号の八代海の事例では、局地的に約3mもの高潮が発生しました。

この事例では、残りの大部分が吹き寄せ効果によるものと考えられています。

高潮と高波は同じ?

違います。

高潮は海面全体の高さが上がる現象

台風による気圧と風によって、潮位そのものが高くなるのが高潮です。

高波は波が高くなる現象

強風によって海面に大きな波が発生するのが高波です。

ただし高潮と高波が同時に発生すると非常に危険です。

高潮+高波が危険なのはなぜ?

高くなった海面の上に波が乗る

高潮によって海面そのものが高くなったところへ高波が押し寄せます。

堤防を越えやすくなる

普段なら防げる高さの波でも、海面そのものが数十cm~数m高くなれば、防潮堤や護岸を越える可能性が高くなります。

高潮と津波の違いは?

項目高潮津波
主な原因台風・低気圧・強風海底地震など
仕組み吸い上げ・吹き寄せ海水全体の大規模な移動
予報台風進路や潮位から予測地震発生後などに津波警報
危険地域沿岸・湾奥・低地沿岸・河川周辺など

どちらも海水が陸地へ入り込む危険がありますが、発生原因はまったく異なります。

高潮でどこまで浸水する?

地域によって大きく違います。

海岸沿いだけとは限らない

海面が大きく上昇すると、防潮堤などを越えた海水が低い土地へ広がることがあります。

低地では内陸まで浸水する場合がある

海抜の低い地域や運河・河川沿いでは、海岸から離れた場所まで浸水が広がる可能性があります。

川から高潮が入ってくることもある?

あります。

河口から海水が押し込まれる

海面が高くなると、河口付近から河川側へ海水が押し込まれることがあります。

川の水位も上がる

大雨による河川増水と高潮が同時に起きると、川から海へ水が流れにくくなり、河口周辺の水位がさらに高くなる場合があります。

大雨と高潮が同時に起きると危険?

非常に危険です。

陸からは大量の雨水

台風による大雨で、河川や排水路には大量の水が流れ込みます。

海側では潮位が高い

一方、高潮によって海面が高くなると、河川の水が海へ排出されにくくなることがあります。

その結果、河川氾濫や内水氾濫など複数の浸水リスクが重なる場合があります。

高潮は急に起きる?

台風接近とともに潮位が上昇

台風が近づき、気圧が低下し、風が強くなるにつれて海面が高くなります。

ピーク付近では急激な変化も

風向きや台風位置が変わることで、短時間に潮位が大きく上昇する場合があります。

海岸で様子を見てから避難するのは危険です。

高潮警報とは?

高潮による重大な災害のおそれ

気象庁は、高潮によって重大な災害が発生するおそれがある場合に高潮警報を発表します。

さらに危険な場合は高潮特別警報

数十年に一度の強度の台風などによって、高潮の重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合には特別警報となることがあります。

高潮注意報でも油断できない?

できません。

海岸付近では早めに危険が高まる

高潮注意報の段階でも、潮位や高波によって沿岸施設や道路などに影響が出る可能性があります。

自治体の避難情報を優先する

高潮が予想される地域では、自治体から発表される避難情報やハザードマップを確認することが重要です。

高潮ハザードマップとは?

想定される浸水範囲を確認できる

自治体などが公開している高潮ハザードマップでは、大規模な高潮が起きた場合に想定される浸水範囲や深さを確認できます。

台風が来る前に確認する

暴風や高潮が始まってから調べるのではなく、平常時に自宅・職場・避難場所の位置関係を確認しておくことが重要です。

高潮から車で逃げてもいい?

早い段階なら状況によって車での避難が選択されることもありますが、浸水が始まってからの車移動は危険です。

道路が冠水する

海水が道路へ流れ込むと、水深や道路形状が見えなくなる場合があります。

車は水に弱い

水深が増えると走行できなくなったり、車体が浮いて流されたりする危険があります。

車は冠水何cmまで走れる?水深ごとの危険性を解説

高潮から逃げるときはどこへ?

浸水想定区域の外へ

時間に余裕がある場合は、高潮ハザードマップなどを確認し、浸水が想定されていない地域へ避難します。

逃げ遅れた場合は高い場所へ

すでに周囲が浸水して移動が危険な場合は、無理に遠くへ移動せず、頑丈な建物の高い階などへ移ることが選択肢になる場合があります。

実際には自治体の避難情報に従ってください。

台風が遠くても高潮になる?

場合によっては注意が必要です。

台風の大きさや風向きが重要

中心が多少離れていても、広い範囲で強い風が海岸方向へ長時間吹けば潮位が高くなる可能性があります。

中心距離だけで判断しない

「台風中心が自宅から遠いから大丈夫」と考えず、高潮予報や警報を確認する必要があります。

台風の目が近づくと高潮も最大になる?

必ずしも中心通過時と一致するとは限りません。

気圧は中心に近いほど低い

吸い上げ効果だけなら、台風中心が近いほど大きくなりやすいと考えられます。

吹き寄せは風向きで変わる

実際の高潮では風向きや満潮時刻、湾の地形なども大きく影響するため、最大潮位の時刻が中心通過時刻とずれることがあります。

▶ 台風の目はなぜ晴れる?中心だけ雲が少なく風が弱い仕組みを解説(準備中)

高潮は台風が過ぎたらすぐ安全?

必ずしもそうではありません。

風向きが変わって吹き寄せが続く場合がある

台風通過後も海岸へ向かう強風が残れば、高い潮位が続くことがあります。

高波も残る

台風が遠ざかっても、海上ではしばらく高波が続くことがあります。

▶ 台風が過ぎたのに風が強いのはなぜ?通過後も暴風が続く理由(準備中)

高潮で家が浸水したらどうなる?

海水による浸水は、真水より住宅や設備への影響が大きくなる場合があります。

塩分が残る

海水には塩分が含まれるため、金属設備や家電、配線などの腐食につながることがあります。

床下・床上まで浸水する場合がある

浸水深によっては、床材、断熱材、壁、家財など広い範囲で復旧が必要になります。

今後の災害×保険クラスターとも非常につなげやすいテーマです。

高潮による住宅被害は火災保険で補償される?

契約内容によっては、火災保険の「水災補償」の対象になる場合があります。

ただし補償条件・免責金額・対象となる建物や家財などは契約によって異なります。

▶ 火災保険の水災補償とは?洪水・床上浸水・高潮はどこまで補償される?(準備中)

台風接近前に準備しておきたいもの

高潮のおそれがある地域では、暴風が始まってから避難準備をするのは危険です。

停電や避難にも備え、早めに必要なものを確認しておきましょう。

防災ラジオをAmazonで確認する
モバイルバッテリーをAmazonで確認する
防水バッグ・防水ケースをAmazonで確認する

台風と高潮についてよくある質問

高潮とは何ですか?

台風や低気圧による気圧低下と強風などによって、海岸付近の海面が異常に高くなる現象です。

台風で海面が上がるのはなぜですか?

中心気圧の低下による吸い上げ効果と、強風で海水が岸へ押し寄せる吹き寄せ効果が主な原因です。

気圧が1hPa下がると海面はどのくらい上がりますか?

およそ1cm上昇すると考えられています。

高潮では吸い上げと吹き寄せのどちらが強いですか?

大きな高潮では、吹き寄せ効果が支配的になる事例が多くあります。

満潮時に台風が来ると危険ですか?

はい。

本来の潮位が高いところへ高潮による上昇が加わるため、最終的な潮位がさらに高くなる可能性があります。

高潮と津波は同じですか?

違います。

高潮は主に台風や低気圧による気圧と風、津波は主に海底地震などが原因です。

高潮と高波は同じですか?

違います。

高潮は海面そのものの高さが上昇する現象で、高波は波が高くなる現象です。

湾の奥はなぜ高潮が危険ですか?

強風で押し込まれた海水が湾奥にたまりやすく、水位が大きく上昇することがあるためです。

台風が過ぎれば高潮も終わりますか?

すぐに安全になるとは限りません。

強風や高波、高い潮位が残る場合があります。

高潮は火災保険で補償されますか?

契約に水災補償が付いている場合など、条件によって対象になることがあります。

実際の補償内容は契約を確認する必要があります。

まとめ|台風の高潮は「吸い上げ+吹き寄せ+満潮」で危険が大きくなる

台風による高潮についてまとめると、

  • 高潮は台風などで海面が異常に上昇する現象
  • 主な原因は吸い上げ効果と吹き寄せ効果
  • 気圧が1hPa低下すると海面は約1cm上昇
  • 中心気圧が非常に低い台風では吸い上げ効果も大きい
  • 強風による吹き寄せ効果はさらに大きくなる場合がある
  • 吹き寄せ効果は風が強いほど大きくなる
  • 遠浅の海岸では高潮が大きくなりやすい
  • 湾奥へ風が吹き込むと海水がたまりやすい
  • 満潮と高潮が重なると最終的な潮位がさらに高くなる
  • 高潮と高波は別の現象
  • 高潮と津波も原因が違う
  • 高潮と高波が同時に来ると越波・浸水の危険が高まる
  • 河川を通じて内陸側へ影響する場合もある
  • 大雨・河川増水と高潮が重なることもある
  • 海岸へ様子を見に行くのは危険

となります。

高潮を理解する上で最も重要なのは、台風の低い気圧だけで海面が上がるわけではないことです。

実際の大きな高潮では、猛烈な風によって大量の海水が岸へ押し込まれる「吹き寄せ効果」が非常に大きくなることがあります。

そこへ満潮、遠浅の地形、湾の形、高波などが重なると、普段とはまったく違う高さまで海面が上昇することがあります。

台風接近時は「雨と風」だけでなく、沿岸部では高潮情報にも注意することが重要です。

関連記事

▶ 台風の目はなぜ晴れる?中心だけ雲が少なく風が弱い仕組み(準備中)
▶ 台風で屋根が飛ぶのはなぜ?強風で住宅が壊れる仕組み(準備中)
▶ 台風で停電するのはなぜ?強風・倒木・電線トラブルの仕組み(準備中)
▶ 台風が過ぎたのに風が強いのはなぜ?通過後も暴風が続く理由(準備中)
▶ 最大風速と最大瞬間風速の違いは?(準備中)
台風の風が急に強くなるのはなぜ?
車は冠水何cmまで走れる?水深ごとの危険性を解説

タイトルとURLをコピーしました