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野生鳥獣捕獲個体減容化施設とは?ジビエの残りはどうなるのか

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最近、ジビエ(鹿やイノシシの肉)を見かける機会が増えてきました。

地元でも鹿肉のメニューが出ていたりして、少しずつ身近になってきた感じがします。

ただ、ふとこんな疑問が浮かびました。

「あの大きな鹿って、全部食べているんだろうか?」

結論:ジビエとして利用されるのは一部で、多くは処理が必要になります。

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ジビエはすべて食べられているわけではない

調べてみると、意外な事実がありました。

実は、捕獲された野生動物のうち、食肉として利用されるのは一部だけです。

理由はいくつかあります。

  • 捕獲時の損傷(銃や罠の影響)
  • 衛生状態(回収までの時間など)
  • 気温(特に夏は傷みやすい)

つまり、すべてが「ジビエ」として流通するわけではない ということです。

では、残りはどうなっているのでしょうか?

ジビエの「残り」はどうなるのか

ここで出てきたのが、少し聞き慣れない言葉でした。

野生鳥獣捕獲個体減容化施設

簡単にいうと、捕獲された動物のうち、食用にできない個体を処理する施設です。

減容化施設とは何をする場所?

減容化施設では主に以下のような処理が行われます。

  • 微生物などによる分解
  • 体積を減らす(減容)
  • 衛生的に処理する

従来は「埋める」という方法が多かったのですが、

  • 重労働
  • 悪臭
  • 環境への影響

といった問題がありました。

そこで、 「埋設」から「分解処理」へ

という流れの中で、このような施設が作られています。

実際にある施設の例

例えば京都の南丹市では、こうした減容化施設が整備されています。

捕獲したシカやイノシシ、微生物の力で分解 1日で肉や内臓跡形なく 京都・南丹で4月稼働|京都新聞デジタル 京都・滋賀のニュースサイト
捕獲したシカやイノシシを微生物の力で分解する施設が京都府南丹市日吉町保野田に完成し、4月に稼働を始める。1日で肉や内臓は跡形もなくなるとい…

公式サイト → 南丹市野生鳥獣捕獲個体減容化施設

ここでは

  • シカやイノシシを分解処理
  • 数日〜1週間程度で処理

といった形で運用されています。

つまりこれは、捕獲を“回すための裏側のインフラ”とも言えます。

減容化施設は全国にどれくらいある?

ここも気になるポイントですが、明確な全国統計はほぼありません

理由は

  • 自治体ごとに管理されている
  • 焼却・埋設と混在している
  • 小規模施設も多い

といった事情があるためです。

ただし実態としては、全国で数十〜100前後と考えられています

ジビエ処理施設(食肉用)が800以上あるのに対し、処分側の施設はかなり少ないのが現状です。

なぜあまり知られていないのか

この施設、ほとんど知られていません。

理由はシンプルで

  • 生活の裏側にある
  • あえて表に出るものではない
  • 都市部では関わりがない

「必要だけど目に見えないインフラ」だからです。

こうした施設は特定の地域に作られるのか?

ここで気になる人もいるかもしれません。

「こういう施設って、場所が偏っているのでは?」という疑問です。

実際に調べてみると、

  • 捕獲数が多い地域
  • 土地が確保しやすい場所
  • 住民との合意が取れる場所

といった条件で決まることが多いようです。

一方で、

  • ごみ処理場
  • 火葬場

などと同じく、

“目立たない場所に作られやすい”という構造 があるのも事実です。

この点については、別記事でも整理しています。

関連記事:ごみ処理場はなぜ同じような場所に作られるのか(準備中)

まとめ:ジビエの裏側にある「処理」の問題

ジビエというと「食べる」イメージが強いですが、実際には 食べられない個体の処理が大きな課題になっている ことがわかりました。

そしてその裏側には、減容化施設のような“見えない仕組み”が存在しています。


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