ジビエとして人気が出てきている鹿肉。
ただ、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「あの大きい鹿って、どれくらい食べられるんだろう?」
牛や豚のように“ほぼ全部使う”イメージがありますが、野生の鹿は少し事情が違います。
鹿1頭の可食部はどれくらい?
結論からいうと、食べられるのは全体の2〜3割程度と言われています
かなり少なく感じるかもしれません。
これは
- 骨
- 内臓
- 皮
- 血液
などが含まれているためです。
さらに野生動物の場合、条件によってはもっと減ることもあります
なぜすべて食べられないのか
理由はいくつかあります。
① 捕獲時のダメージ
鹿は
- 銃
- 罠
で捕獲されます。
その際に
- 肉が損傷する
- 血が回る
ことで、食用に適さなくなる部分が出る
② 回収までの時間
野生動物は捕獲後すぐに処理しないと、品質が急速に落ちます
特に夏場は
- 腐敗
- 細菌の増殖
が早く、丸ごと廃棄になるケースもある
③ 衛生基準
ジビエは
- 解体施設
- 温度管理
などの基準があります。
これを満たさない場合、安全のため食用にできない
実際には「さらに少ない」こともある
理論上は2〜3割ですが、
現場では、1〜2割程度になるケースもあると言われています。
つまり、大半は食べられていないというのが現実です。
では残りはどうなるのか?
ここで気になるのが、食べられない部分の行方です。
処理方法としては
- 埋設(地中に埋める)
- 焼却
- 専用施設での処理
などがあります。
その中で近年増えているのが、減容化施設での処理です。
詳しくはこちらでまとめています👇
➡ 野生鳥獣捕獲個体減容化施設とは?ジビエの残りの行方と全国の数
なぜこの問題があまり知られていないのか
ジビエは
- 地産地消
- サステナブル
といったイメージがありますが、
実際には「食べられない部分の方が多い」という側面があります。
ただ、この部分は
- あまり表に出ない
- 語られにくい
ため、知られていない現実になっています。
まとめ:鹿は全部食べられているわけではない
今回のポイントをまとめると
- 鹿1頭の可食部は2〜3割程度
- 条件によってはさらに減る
- 残りは処理が必要
つまり、ジビエは「食べる」だけでは完結しないということです。
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- ジビエの残りはどうなる?処理の流れを解説
- [捕獲された動物はその後どうなるのか(準備中)]
- 減容化施設で働く人はどんな仕事?
